はじめに
ギターを演奏するにあたって超重要な「コード」。
この記事では、ギターの基本的なコードと演奏テクニックを紹介します。
フレットと弦について
コードを抑える前に、まずは弦とフレットについて理解しましょう。
各弦について
![ギターの各弦](https://midori-blog.com/wp-content/uploads/2024/07/見出しを追加-11-1024x681.png)
ギターには通常、6本の弦が張られています。
最も太い弦から順に6弦、5弦、4弦、3弦、2弦、1弦と呼びます。
6弦は最も低い音、1弦は最も高い音が鳴ります。
フレットについて
![ギターのフレット](https://midori-blog.com/wp-content/uploads/2024/07/見出しを追加-12-1024x681.png)
フレットとは、ギターのネック上に配置された金属の棒のことです。
フレットは上から順に1フレット、2フレット、3フレット…と数えます。
基本的なコードの押さえ方
各弦とフレットの位置について理解できたら、いよいよコードの押さえ方を覚えていきましょう。
ここでは、最初に覚えておきたい基本的なコードを紹介します。
コードダイアグラムについて
コードは「コードダイアグラム」を見ながら覚えていきましょう。
コードダイアグラムとは、コードの押さえ方を図に表したもののことです。
![コード表_説明](https://midori-blog.com/wp-content/uploads/2024/07/c-4-1024x768.png)
〇は開放弦を表しています。この印が付いた弦は、指で押さえずにそのまま弾きます。
×はミュートを表しており、この印が付いた弦は弾きません。
メジャーコード
ギターのコードには、メジャーコードとマイナーコードの2つの主要な種類があります。
メジャーコードは明るい響きを持ち、代表的なものとしてC、D、E、G、Aがあります。
Cコード
![Cコード](https://midori-blog.com/wp-content/uploads/2024/07/c-11-1024x768.png)
よく使用される代表的なコードです。
薬指、中指、人差し指の3本の指を使用します。
6弦は鳴らさないように注意しましょう(ミュート)。
親指で軽く6弦に触れ、音が出ないようにすることがポイントです。
隣の弦に指が触れてしまうと、綺麗な音が出ないので、各指はしっかりと立て、隣の弦に触れないように注意しましょう。
Dコード
![Dコード](https://midori-blog.com/wp-content/uploads/2024/07/c-8-1024x768.png)
人差し指、薬指、中指の3本の指を使って弦を押さえます。
5弦と6弦をミュートするのがポイント。
初心者の方にとっては、2本の弦を意図的に鳴らさないで弾くことは結構難しいです。
それぞれの指はしっかりと立て、隣の弦に触れないようにすることが大切です。
Eコード
![Eコード](https://midori-blog.com/wp-content/uploads/2024/07/c-12-1024x768.png)
人差し指、薬指、中指の3本の指を使って弦を押さえ、全ての弦を鳴らします。
ミュートする必要がないので、比較的簡単に鳴らせるコードです。
Gコード
![Gコード](https://midori-blog.com/wp-content/uploads/2024/07/c-10-1024x768.png)
Cコード同様、使用頻度の高い代表的なコードです。
中指、人差し指、薬指で弦を押さえます。
指の位置が離れているため、最初のうちは指がなかなか届きません。
繰り返し練習して指の柔軟性が高まると、
弦をしっかり押さえられるようになります。
Aコード
![Aコード](https://midori-blog.com/wp-content/uploads/2024/07/c-6-1024x768.png)
人差し指、中指、薬指の3本の指を使って弦を押さえます。
指が密集してしまうので、それぞれの弦をしっかりと抑えるのが難しいです。
3本の指を少しずつズラし、しっかり立てることがポイントです。
6弦は鳴らさない(ミュート)ように注意しましょう。
マイナーコード
マイナーコードは暗い響きを持ちます。
マイナーコードの代表的なものとしてAm、Dm、Emがあります。
Amコード
![Amコード](https://midori-blog.com/wp-content/uploads/2024/07/c-7-1024x768.png)
Aの押さえ方と似ていますが、Amは2弦の1フレットを押さえます。
6弦は鳴らさないよう(ミュート)に注意しましょう。
Dmコード
![Dmコード](https://midori-blog.com/wp-content/uploads/2024/07/c-9-1024x768.png)
D同様、5弦と6弦を鳴らさないことがポイントです。
Emコード
![Emコード](https://midori-blog.com/wp-content/uploads/2024/07/c-5-1024x768.png)
中指と薬指の2本の指を使います。
Eを抑えた状態で人差し指(3弦の1フレット)を離すとEmコードになります。
1弦から6弦の全ての弦を鳴らします。
E同様ミュートする必要がないので、比較的簡単に鳴らせるコードです。
ギターのストロークの基本
コードと同じくらい大切な「ストローク」。
コードを抑えることで音程を定めて、ストロークでリズムを奏でます。
ここでは、ストロークの基本について解説します。
ダウンストロークとアップストローク
ギターのストロークには、「ダウンストローク」と「アップストローク」の2つの動作があります。
ダウンストロークは、上から下へピックを振り下ろして弦を鳴らします。
![ダウンストローク](https://midori-blog.com/wp-content/uploads/2023/12/ダウンストローク.png)
アップストロークは、下から上へピックを振り上げて弦を鳴らします。
![アップストローク](https://midori-blog.com/wp-content/uploads/2023/12/アップストローク.png)
リズムの種類とその特徴
ギターを弾くときは、下記のようなビートに合わせて、アップストローク・ダウンストロークを組み合わせて演奏します。
- 8ビート: 1小節に8つのビートが含まれるリズムです。JPOPでもよく使われており、弾き語りで使用されることも多いです。
- 16ビート: 1小節に16のビートが含まれるリズムで、素早いリズム感が特徴です。
ビートストロークについては、こちらの記事でも詳しく解説しているよ
ギターの「8ビートストローク」を初心者向けに解説【図解・音声あり】
ギターの「16ビートストローク」を初心者向けに解説【図解・音声あり】
まとめ
ギターを演奏するにあたって、コードとストロークの習得は必要不可欠です。
繰り返し練習してしっかりと覚えていきましょう。
基本コードを覚えたら、バレーコードなどの難易度が高いコードにも挑戦してみると、演奏の幅がさらに広がります。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!