はじめに
ギターを練習しているとよく耳にする「ルート音」。
意味が分からずスルーしていたという初心者の方も多いのではないでしょうか。
実はこの「ルート音」を理解することで、ギターの上達スピードは驚くほど上がります。
この記事では、ルート音の基本から、効果的な見つけ方、覚え方までを分かりやすく解説します。
ルート音とは何か
ルート(root)とは日本語で「根っこ」という意味、つまり最も基本となる音のことです。
例えば「C」コードの場合、このコードのルート音は「ド」となります。
このルート音により、コード全体の音色や性質が決まるのです。
ルート音の見つけ方
では実際にルート音を見つけてみましょう。
ルート音の見つけ方は主に2つあって、
- 「最初のアルファベットから見つける」
- 「指板上から見つける」
方法があります。
①最初のアルファベットから見つける
コード名の最初の大文字を見てみましょう。
コード名は通常、アルファベット大文字とコードの種類で表され、大文字の部分がルート音を示します。
つまり、C,Cm,C7など、Cがつくコードのルート音はすべて「C」=「ド」となります。
ちなみに弦の音をドレミで表すと「CDEFGAB=ドレミファソラシ」となります。
詳しくは別の記事で解説予定なので、読んでみてくださいね。
②指板上から見つける
また、ギターの指板上でコードフォームを確認する方法もあります。
コードを押さえたら、一番低い音=最低音を確認してみましょう。これがルート音となります。
例えば、Cコードでは5弦3フレットのC(ド)、Dコードでは4弦の開放弦(レ)がルート音となります。
ルート音を覚えるメリット
ギターのルート音を覚えておくと、通常のコード演奏の理解が速くなるのはもちろん、
コード演奏より少しレベルアップした「アルペジオ奏法」や「オクターブ奏法」などの習得にも繋がります。
また、コード進行や曲の構造が理解しやすくなるため、ピアノの練習や作曲時などギター以外の場面でも役立ちますよ。
まとめ
ルート音を覚えておくと、ギターコードの知識がグッと深まるため、基本的なスキルはもちろん、難易度の高いスキルの習得にも繋がります。
ルート音を覚えてどんどんレベルアップしていきましょう!