アコスティックギターを語るうえで欠かせないブランド「Gibson」。
愛用している有名アーティストも多く、アコギを弾く人々にとって憧れのブランドとなっています。
今回はギブソンを代表するモデル「J-45」をギター初心者向けに紹介します。
Gibson(ギブソン)とは
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Gibsonは、1894年に創業したアメリカ合衆国の楽器メーカー。特にエレクトリックギターやアコースティックギターで世界的に有名であり、多くのミュージシャンに愛用されてきました。
アコスティックギターは、「J-45」や「Hummingbird」「DOVE」など多くの有名モデルを輩出しており、迫力のあるサウンドやカッティングのキレの良さは、他のメーカーとは一線を画すGibson独自の魅力です。
「Gibson J-45」とは
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1942年に発売されたGibsonのJ-45。Martin(マーチン)のD-28と並び、世界で最も有名なギターといっても過言ではありません。
別名“The Workhorse”(馬車馬・働きもの)と呼ばれ、プロからアマチュアまで幅広く支持されています。
ちなみに、名前にある「45」は、発売当初は45ドルで販売されていたことから名付けられたそう。
ラウンドショルダー
J-45の形状は「ラウンドショルダー」と呼ばれ、ギターのボディが丸く、なで肩のような形になっています。
このボディにより、音に深みと温かみが加わり、中低域の骨太なサウンドを生み出します。
ラウンドショルダーは、ギターを抱えたときに体にフィットしやすく、長時間の演奏でも疲れにくい設計になっています。
初心者にとって、この「演奏しやすさ」はかなり重要なので、ラウンドショルダータイプのj45はとてもおすすめです。
使用している有名アーティスト
J-45を使用しているアーティストの一例をあげると、
- 秦基博
- 桑田佳祐(サザンオールスターズ)
- 桜井和寿(Mr.Children)
- 北川悠仁(ゆず)
- 斉藤和義
- 清水依与吏(back number)
- あいみょん
など、多くのアーティストに愛用されています。
「Gibson J-45」を初心者へおすすめする理由
①音の良さ
Gibson J-45は低音から高音までハッキリとした輪郭と若干硬めのサウンドが特徴で、音量も大きいため迫力があります。
柔らかい音から静かな曲まで幅広く対応できるオールラウンダーといえるでしょう。
初心者でも生鳴りが気持ちよく、アコギ特有のサウンドをより強く体感できます。
②弾きやすさ
Gibsonのギターは、弦の高さなど、しっかりと計算された設計で初心者にとっても弾きやすいつくりとなっています。
特にGibson J-45はスリムテーパーのネックや滑らかなエッジ処理により、コードチェンジの際の指通りもスムーズです。
③弾き語りとの相性が良い
J-45は「ジャキジャキ」とした輪郭のある音が特徴で、コードストロークやカッティングに適したサウンドとなっています。
また、ラウンドショルダー・ジャンボサイズから生み出される音は、歌声を邪魔せず、
弾き語りスタイルと相性が良いです。
④ネームバリューやモチベーション
「Gibsonのアコギを使用している」というだけでもカッコよく、Gibsonのブランド力はモチベーションを高める要因になります。
このようなモチベーションは、ギターを続けていく上でとても重要です。
「有名アーティストと同じギターを使っている!」という実感は練習の励みになりますし、自信にもつながります。
また、耐久性もバッチリなので、一生ものとして何十年も使い続けることができます。
年数を経るごとに、ボディやサウンドに味が出てくるのも楽しいですよ。
Gibson J-45の使用木材
「J-45 Standard」の最新現行モデル1「J-45 Standard VS (Vintage Sunburst)」例に使用木材をまとめてみました。
- トップ材: シトカスプルース
- サイド&バック材: マホガニー
- ネック材: マホガニー
- フィンガーボード材: ローズウッド
- フィニッシュ: ニトロセルロース
- ピックアップ: L.R.Baggs Element VTC
トップ材のシトカスプルースは響きが良く、明瞭な高音を生み出し、サイドとバックに使用されているマホガニーは温かみのある中音域と豊かな低音をもたらします。
これらの特性が合わさることで、低音が力強く、かつパーカッシブな「ギブソンの音」を生み出す要因となっています。
強いストロークから繊細なタッチまで幅広い表現ができ、初心者から上級者まで全てのプレイヤーにマッチする1作となっています。
- 2024年4月現在 ↩︎
まとめ
この記事ではGibsonのJ-45について解説しました。
J-45はかかえやすい「ラウンドショルダー」の形状や、弾き語りに相性の良いサウンドなど魅力が満載で、アコギ初心者の最初の一本としても非常におすすめです。
ギター選びで迷っている方はぜひJ-45も候補に入れてみてはいかがでしょうか。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!