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はじめに
アコースティックギターを選ぶ際、たくさんのブランドがあって、どれが自分に合っているのか迷ってしまいますよね。そこで、今回は初心者にもおすすめのアコースティックギターブランドを比較し、選び方のポイントをご紹介します。
初心者がアコースティックギターを選ぶ際のポイント
まず、アコースティックギターを選ぶ際に大切なポイントが形状の違いです。厳密に分類するとかなり細分化されてしまうので、ここでは初心者向けに「これだけは押さえてほしい!」という簡単な分類を紹介します。
形状の違い
ドレッドノート型
出典:https://www.ishibashi.co.jp/ec/product/0729789641074
ドレッドノート型は、大きなボディとくびれの少ない形状が特徴です。 広い音域と力強い音を生み出します。
フォーク型
出典:https://www.ishibashi.co.jp/ec/product/4957812641548
フォーク型は、ドレッドノート型よりもくびれがはっきりしており、やや小さめのボディが特徴です。明瞭で均整の取れたサウンドを持ち、指弾きの演奏にも適しています。
ミニギター
出典:https://www.ishibashi.co.jp/ec/product/4949748113626
特徴: ミニギターは、その名の通り小さなサイズのギターです。持ち運びが容易で、子供や初心者にも扱いやすいのが特徴です。
ブランドによっても様々な違いや魅力がありますが、一言でいうと、迫力のあるサウンドのドレッドノート型、繊細な音が得意なフォーク型、持ち運びやすいミニギター、と覚えておくと良いでしょう。
価格帯別の選び方
アコースティックギターを選ぶ際、予算も大切な要因です。ここでは、価格帯別のアコースティックギターの特徴を解説します。
~1万円台
初心者がギターを始める際の最初の1本として選ぶ方も多い価格帯。しかし、性能や状態が悪いものも存在するため、購入時は注意が必要です。信頼できるブランドや楽器店で購入すると良いでしょう。
2~5万円台
有名な国内メーカーのギターもこの価格帯に多数存在します。コストを抑えた海外生産品も多いです。この価格帯のギターからギターを始める初心者の方も多いです。
5~10万円台
この価格帯になると、選択の幅がグッと広くなります。初心者の方はもちろん、中級者向けのメインギターとして適する性能のモデルも揃う価格帯。
10万円~20万円台
国産メーカーの上位機種や、海外の一流メーカーの廉価ブランドのギターがこの価格帯に位置しています。10万円以上するモデルは、ギターに詳しくなってきて、2本目、3本目を揃える際に手を出すのが良いでしょう。
20万円以上
一流メーカーのスタンダードモデル、限定品や受注生産品なども揃う価格帯。コレクター向けのモデルもたくさんあります。
初心者におすすめのアコースティックギターブランド比較
Morris
日本のブランドとしては外せないのがMorris。1960年代からの歴史を持つ「フォークブームを支えたブランド」として知られています。初心者からトッププロまで、多くのギタリストに愛用されており、多くのプロが初めてのギターとしてモーリスを選んだ経験を持ちます。手頃な価格帯ながら、しっかりとした作りと音質が魅力。初心者には特におすすめのブランドです。
初心者におすすめ『PERFORMERS EDITION S-011』
Morrisのパフォーマーズ・エディションは、コストパフォーマンス・品質ともに妥協しないギターとして幅広く愛用されています。その中でも『S-011』は、カッタウェイボディ(ネックの付け根部分のボディを削った形のこと)と、音響・強度に優れた指板を採用。お洒落なデザインと高い演奏性を兼ね備え、初心者から中級者までおすすめできるモデルです。
- ボディタイプ:フォーク型
- 価格帯:2~5万円台
YAMAHA
日本のみならず世界的にも有名な「YAMAHA」。最初の1本としてYAMAHAを選ぶ人は多いです。YAMAHAのアコースティックギターは、1960年代からのノウハウを活かした「弾きやすさ」と「長持ち」が特徴です。そのうえコスパの良さも魅力。5万円以下のモデルも多数揃っています。
初心者におすすめ「FS830」
ローズウッド木材をサイドとバックに使用しており、見た目の高級感とバランスの良い響きが特徴。「種類が多くて選べない!」という方には、バランスの良いこのモデルをおすすめします。
- ボディタイプ:フォークタイプ
価格帯:2~5万円台
Fender(フェンダー)
アメリカ生まれのFenderは、エレキギターでの知名度が高いですが、アコースティックギターも非常に人気があります。特に初心者向けのモデルが多く、手頃な価格で購入できるのが魅力。California Seriesなど、名前を聞いたことがある方も多いでしょう。
初心者におすすめ「CD-60S」
FenderのClassic Designシリーズから、エントリーモデルとして登場した「CD60S」。Fenderモデルとしてのスペック・音質はそのままに、価格が3万円台と、初心者でも手が出しやすいモデルです。
- 価格:3万円台
ボディタイプ:ドレッドノート型
Gibson(ギブソン)
ギブソンは、多くのプロミュージシャンからも愛されるアメリカの老舗ブランド。ギブソンの音は歌声にフィットしやすく、秦基博さんなどの弾き語り系のアーティストもよく使用しています。しかし、ギブソンのギターは価格が高めで初心者は手が出しにくいというのも事実です。それでも「有名なアーティストと同じギターを使いたい!」という方や「有名ブランドのギターを買ってモチベーションを高めたい!」という方にはとてもおすすめのブランドです。
初心者におすすめ「J-45」
1942年に初めて製造されて以来、その豊かなサウンドと使いやすさで多くのプロミュージシャンから愛されてきました。幅広いジャンルの音楽に適しているサウンドを生み出します。
初心者にとって重要な「弾きやすさ」と「サウンドの質」の両方を兼ね備えています。
- ボディタイプ:ドレッドノート
- 価格帯:20万円以上
Martin(マーティン)
Martinは、アコースティックギターの中でも特に高い評価を受けているブランドの一つ。その歴史は古く、多くのアーティストが愛用しています。特に、木材の選び方や製造技術には定評があり、長く使えるギターを求める方におすすめです。
初心者におすすめ「リトル・マーティン」
リトル・マーティンはエド・シーランも愛用していたことでも有名なモデル。コンパクトなサイズのため初心者や小柄な方も弾きやすく、どこでも気軽に演奏できます。トラベルやアウトドアにも気軽に持ち運びできます。弦の長さが短いため弦の張りが弱く、押さえやすくて指が痛くなりにくいのも特徴の一つ。子供用のギターとしても適しています。使い勝手の良さと音質の良さから、幅広いユーザーに支持されているモデルです。
- ボディタイプ:ミニギター
- 価格帯:5万円台
Taylor
TaylorはGibsonやMartinと並ぶ3大ギターブランドの一つで、特にネックの握りやすさ、セットアップの精巧さ、クリアな音色が特徴です。
初心者おすすめ『Academy』
Taylorの『Academy』シリーズは、初心者がギターを続けられるよう設計されたモデルです。握りやすい細めのネックと、ボディにアームレスト構造を取り入れているのが特徴。特に、アームレストは肘が自然に乗る部分を滑らかに削り、長時間の演奏でもリラックスして弾けるよう工夫されています。これからギターを始める方にはぜひおすすめしたいモデルです。
- ボディタイプ:フォーク型(Taylor独自の構造で「グランド・コンサート型」と呼ばれる)
価格帯:5~10万円代
まとめ
アコースティックギター選びは、自分の好みや予算、使用目的に合わせて選ぶことが大切です。上記のブランドはどれも高品質で、初心者から上級者まで幅広くおすすめできるものばかり。ぜひ、自分に合ったギターを見つけて、音楽の楽しさを体験してください。